2023年6月11日(日)は日ノ出町生まれの作家・長谷川伸の没後60年の命日に当たります。節目の年に、生誕の地にある横浜にぎわい座では、展示と公演の2本立てで長谷川伸の偉業をご紹介します。
写真や書籍、ポスター、新聞記事など、多彩な資料で長谷川伸の人物像や作品に迫るとともに、長谷川伸が過ごした当時の横浜を写真や地図で振り返ります。
会期:2023年4月4日(火)~6月30日(金)
時間:10:00~21:00(最終日のみ17:00まで)
場所:横浜にぎわい座 2階 情報コーナー
休館日:4月19日(水)・20日(木)、5月17日(水)・18日(木)、6月21日(水)・22日(木)
展示協力:大佛次郎記念館、神奈川近代文学館、劇団前進座株式会社、一般財団法人 新鷹会
※入場無料
横浜・日ノ出町で生まれ育った大衆文学界の巨匠・長谷川伸。今なお人々に愛される長谷川作品の原点に迫ります。生き別れとなった母親を訪ねた経験が名作『瞼の母』を生むなど、波乱に満ちた半生を描いた自伝随筆『ある市井の徒』を選りすぐりの演者がぞれぞれのジャンルの作品として口演します。
長谷川伸[1884年(明治17年)3月15日-1963年(昭和38年)6月11日]
横浜・日ノ出町に生まれ、横浜ドックの建設現場で働き、伊勢佐木町の興行街に足を運んだことが、のちに生み出される作品の数々に大きく影響しているといわれている。他者を思いやる尊さを描く『瞼の母』『一本刀土俵入』など名作の数々により大衆文学に大きな足跡を残す。その作品は書籍だけでなく、芝居や映画、歌謡曲、落語、講談、浪曲、劇画と、さまざまな形で幅広く親しまれている。
門下生には、村上元三、山岡荘八、山手樹一郎、長谷川幸延、戸川幸夫、平岩弓枝、池波正太郎、西村京太郎、武田八洲満など多士済々。多くの直木賞作家を輩出している。