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トピックス

2018(平成30)年度「名作落語の夕べ」特集ページ (※12/8更新)

毎月第一土曜の夜は「名作落語の夕べ」と題し、真打4人による古典落語の名作四席をたっぷりお楽しみいただく公演を開催しています。(二ツ目抜擢公演を除く)

このページでは次回公演のみどころ、終了した公演内容を掲載します。

年間スケジュール

2018年
4月7日(土)  旅の噺特集(落語芸術協会人気二ツ目出演) ※終了
5月5日(土)  柳家の芸、古今亭の芸  ※終了
6月2日(土)  艶噺特集  ※終了
7月7日(土)  怪談と夏の噺特集  ※終了
8月4日(土)  圓朝作品特集  ※終了
9月1日(土)  長講の会 たっぷり二席  ※終了
10月6日(土) 江戸落語、上方落語聴き比べ<江戸編>  ※終了
11月3日(土) リクエスト特集(4~7月の会のアンケート投票により決定) ※終了
12月1日(土) 四季の落語 落語で巡る春夏秋冬 ※終了
2019年
1月5日(土)  動物が出てくる噺特集
2月2日(土)  古典となった創作落語特集
3月2日(土)  食べ物が出てくる噺特集

全公演 18:00開演(17:30開場) 全席指定 各3,100円
※各公演2ヶ月前の1日より発売開始(3月公演のみ12/27発売開始予定)

次回公演のみどころ

1月5日(土)  動物が出てくる噺特集

※チケット好評販売中!!
三遊亭歌奴「さじ加減」
「さじ加減」恋わずらいで寝込んだ芸者をめぐる騒動を大岡越前守が裁きます。どこに動物が出てくるかはお楽しみ。
瀧川鯉昇「ねずみ」
「ねずみ」江戸初期の彫刻の名人、左甚五郎の逸話。仙台で宿屋を営む親子を助けます。
《お仲入り》
桂小文治「化物使い」
「化物使い」化物が住むという家に人使いの荒い御隠居が住むことになりましたが、その化物とは?
柳家小満ん「素人鰻」
「素人鰻」鰻裂きの職人が姿をくらましたため、店の主人が鰻をさばくことに……。
※出演順

終了した公演内容

4月7日(土)旅の噺特集(落語芸術協会人気二ツ目出演)

笑福亭里光「東の旅 発端」
三笑亭夢花「二人旅」
《仲入り》
春風亭柳若「七度狐」
柳家蝠丸「田能久」

のどかな旅の噺四席で楽しみました。茶屋のお婆さんと旅人のとぼけたやりとりが愉快な「二人旅」では、酒の銘柄として「村さめ」「庭さめ」「じきさめ」が登場します。村を出ると酔いがさめるのが村さめ、庭を出るとさめるのが庭さめ、飲むそばからさめるのがじきさめ。「酒を水で薄めてあるのではないのか?」とたずねると「いえ、水に酒をたらしているんです」という答え。「水っぽい酒でなく、酒っぽい水」という表現も落語ではよく使われますが、実は落語独自のものではないようです。
「木六駄(きろくだ)」という狂言には、茶屋の主人と客が贈り物の酒に手を付けて「水を入れてごまかそうか」と相談するくだりがあり、「こんなに酒が少なくては、酒の香りのする水にしかならない」と言って飲み干してしまいます。酒飲みの思いはいつの時代も変わらぬものとつくづく感じます。

5月5日(土)  柳家の芸、古今亭の芸

隅田川馬石「船徳」
柳家花緑「試し酒」
《仲入り》
古今亭菊之丞「火焔太鼓」
柳家さん喬「笠碁」

「船徳」を演じた隅田川馬石は浅草寺にお参りをする二人が舟から降りる大桟橋を「こまん堂」と特定しました。こまん堂とは駒形堂のことで、隅田川を柳橋から上っていくと、浅草寺の手前の駒形橋近くにあります。浅草寺の御本尊の観音像は隅田川のこの辺りで見つかりました。浅草寺のホームページには「江戸時代は駒形堂のすぐ前に船着き場があり、ここから上陸した人びとはまず駒形堂のご本尊を拝んでから浅草寺に参拝した」とあります。
隅田川の大桟橋は浅草寺上流の山谷堀にもあり、吉原へ向かう人々に利用されていました。落語家にはこちらの方がなじみ深かったからでしょうか、「船徳」に出てくる大桟橋をここと勘違いすることがかなり長い間、続いていました。
二つの大桟橋を比べると、駒形堂の方が浅草寺の参詣には便利なことは明瞭です。

6月2日(土)  艶噺特集

柳家甚語楼「短命」
橘ノ圓満「お直し」
《仲入り》
春風亭正朝「宮戸川」
三笑亭茶楽「品川心中」

お花と半七のなれそめを描く「宮戸川」を春風亭正朝が口演。この後は、お花が浅草で誘拐され、隅田川で殺害されて……というすさまじい展開となります。三笑亭茶楽の「品川心中」は衣替えの金に困った遊女に心中相手にさせられた男の間抜けぶりを描きました。別の客が金を用立ててくれたので遊女は心中をやめてしまい、男だけが海に飛び込んで散々な目にあうところで終わりましたが、幽霊に化けて遊女に仕返しに行くという内容が後に続きます。
いずれも、噺の筋や雰囲気が極端に変化する上に、工夫を凝らした演じ方をしないと、盛り上がりに欠けることから、通常は、噺のほどよきところで余韻を持たせて終わるという演じ方をします。正朝、茶楽両師匠は熟達の軽妙洒脱な語り口で観客をじゅうぶん引きつけておいて、ポーンと切るという鮮やかな高座で観客を堪能させました。

7月7日(土)  怪談と夏の噺特集

柳家喬之助「千両みかん」
三遊亭萬窓「真景累ヶ淵 豊志賀」
《仲入り》
三笑亭可龍「反魂香」
桂歌春「たがや」

桂歌春師匠が語る歌丸師匠の思い出は師弟の仲のよさをほうふつとさせるものでした。歌丸師匠は歌春師匠が高座で歌丸師匠をからかうのをいつも楽屋で喜んで聞いており、御自身の高座の時にまず「これからは歌春を立川歌春にします」と述べて客席をわかせたそうです。
明るい思い出話の後の「もういくら待っても師匠は出てこない」というしみじみとした一言に歌丸師匠への思いが込められていました。
「落語のお客様を残すのも落語家の大切な仕事」という歌丸師匠の言葉を紹介して「たがや」の本題に。がらりと雰囲気が変わって江戸の夏の到来を告げる、川開きの両国橋の情景が鮮やかに描かれていきます。飄々とした語り口で噺を進めていたところ、途中で震度三の地震が。それも笑いに変えて観客を高座にひきつけ、なごやかに終演です。場内の空気を把握しながら自在に演じる見事な話芸でした。

8月4日(土)  圓朝作品特集

入船亭扇里「道具屋」
三遊亭圓馬「霧陰伊香保湯煙 足利の間違い」
《仲入り》
桂米福「かつぎや」
古今亭志ん彌「牡丹燈籠 お札はがし」

テーマは「圓朝作品特集」です。
入船亭扇里師匠は三遊亭圓朝も手掛けた「道具屋」を口演。晩年の扇橋師匠が唄っていた「タコの唄」をサービスしました。「昨日生まれたタコの子が弾(たま)に当たって名誉の戦死」。馬鹿馬鹿しくていいですね。
三遊亭圓馬師匠は圓朝創作「霧陰伊香保湯煙(きりがくれいかほのゆけむり)足利の間違い」。別れを告げた愛人に未練が残り、再び言い寄る主人公がとにかく愚か。ここを強調すればもっと知られた作品になるのでは。「続きを聴きたい」というお客様の声を多く頂きました。
桂米福師匠は圓朝改作の「かつぎや」。軽妙で笑いもりだくさんの作品に仕上げました。
古今亭志ん彌師匠は圓朝の代表作「牡丹燈籠 お札はがし」。お露と新三郎のなれそめから、幽霊になったお露が新三郎に慕う余り、恨みを持つまでを丁寧に演じました。
色合いの異なる四席から圓朝のさまざまな魅力が伝わった一夜でした。

9月1日(土)  長講の会 たっぷり二席

三遊亭遊馬「佃祭」
《仲入り》
林家正雀「お富与三郎」

長講でたっぷり二席楽しんでいただきました。
「佃祭」を三遊亭遊馬師匠が口演。今も佃煮屋さんが並び、江戸情緒が残る佃島の夏祭りを描いた一席です。にぎやかな祭りの晩に起きた渡し舟の転覆騒ぎ。次郎兵衛さんが亡くなったと早とちりした町内の衆による通夜の風景。夕暮れの隅田川畔で身投げを探す光景。場面ごとの色合いの変化を巧みに描きました。
林家正雀師匠の「お富与三郎」は二人のなれそめから幕切れまで起伏に富んだ展開を、メリハリをつけて鮮やかに演じました。佐渡に島流しになった与三郎が雨の夜に島抜けをする場面は迫力たっぷり。その一方で、与三郎が人殺しをする陰惨な場面は演じず、暗くならぬように努めていました。品川の海近くでの与三郎の死を描く終幕は、眠っている与三郎にお富が刃物をふりあげる描写があり、「表は御用提灯の波でございます」で終わるという情緒に富んだ表現がなされていました。

10月6日(土)江戸落語、上方落語聴き比べ<江戸編>

立川志の八「だくだく」
三笑亭夢太朗「時そば」
《仲入り》
三遊亭兼好「巌流島」
桃月庵白酒「宿屋の富」
ベテランから若手まで実力と個性を兼ね備えた出演者がそろい、客席も大入りとなりました。その期待にこたえるオリジナリティに富む高座で爆笑の連続でした。
立川志の八「だくだく」は軽快でユーモアたっぷり、好感の持てる芸。サゲにも独自の工夫がありました。
三笑亭夢太朗「時そば」は「普段より持ち時間が長いので、そばの量も多めに演じています」と語る洒脱な高座。おいしそうなそばと、うどんのようなそばの極端な対比で楽しませます。
三遊亭兼好「巌流島」は陽気でにぎやか。細部にも工夫が感じられ、まさに独壇場。
桃月庵白酒「宿屋の富」は、わずかな金しか持っていないのに大ぼらを吹く宿泊客、二番富が当たると神様が夢枕に立ったと熱く語る男のとどまることを知らない妄想、いずれも徹底した誇張で馬鹿馬鹿しさにあふれ、大きな笑いに。白酒の面目躍如。
手だれの四人の熱演に客席もじゅうぶん堪能した様子でした。

11月3日(土) リクエスト特集

「つる」三遊亭好の助
「味噌蔵」柳家小さん
《お仲入り》
「甲府い」桂小南
「らくだ」五街道雲助
三遊亭好の助の「つる」は「教わった時は十分でした」と前置きをして十五分で口演。明るく軽快な味わいです。
柳家小さんの「味噌蔵」は火事の噺でもあります。「三の酉まである年は火事が多い」と言われますが、今年も三の酉。そこで三の酉の年の出来事として演じました。できたての田楽から湯気が漂う様子がおいしく感じられました。
桂小南の「甲府い」は御本人の実体験も交えて語る緩急自在な一席。「(親に)心配をかけないのが親孝行」という一言が印象的です。
五街道雲助の「らくだ」はサゲまでたっぷり。五十分を超える熱演です。酒をおいしそうに飲む様子が見事。屑屋が酔っ払って傍若無人に振る舞いだすと、兄貴分が急にシュンとしてしまう演出をする演者もいますが、雲助師はそうではなく、兄貴分の勢い以上に屑屋が乱暴になるという痛快な演出。終演後、師匠から「サゲまで演じるのは、もう体力的に無理かも」という発言もありましたが…。

12月1日(土) 四季の落語 落語で巡る春夏秋冬

春の噺「あたま山」三笑亭夢丸
夏の噺「青菜」橘家文蔵
《仲入り》
秋の噺「野ざらし」柳亭左龍
冬の噺「火事息子」三遊亭遊吉

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